骨の健康を維持して身体全体を健康に!

骨の健康を維持して身体全体を健康に!

骨は柱のように身体を支えるだけでなく、病気に負けない強い身体を保つための、重要な臓器です。
骨が衰えると、そこから健康を損なう可能性もあります。一生のうちで骨量が増えていくのは成長期だけ。骨のためにできることを、今から始めましょう!

骨の役割とは?

骨の中には「骨髄」というゼリー状の組織があり、造血幹細胞という“さまざまな細胞のもと”があります。骨はその硬さで、生命活動に必要不可欠なものを守る役割も果たしています。骨は成長とともに増え、20~30代に最大になり、その後は少しずつ減少していきます。将来のためにも子どもの頃に強く太い骨を作ることが大切です。

骨のイメージ図

健康な骨を作るために、大切なカルシウム

カルシウムの99%は骨と歯に貯蔵されていますが、残りの1%は体液に存在しています。その1%は筋肉や神経の働きや、血流の凝固作用の働きなどを保つために必要で、不足すると骨をとかしてまで補おうとします。また、骨は絶え間なく骨芽細胞と破骨細胞が生成、分解を繰り返すことで作り変えられ、その際にもカルシウムは消費され続けています。カルシウムは、日本人にとって特に不足している栄養素のひとつ。健康な骨のためにも、カルシウムは積極的に摂るようにしましょう。

骨芽細胞と破骨細胞
日本人(大人)のカルシウム摂取の実態

カルシウムだけじゃない!骨にはコラーゲンも必要

たんぱく質のひとつであるコラーゲンは骨や軟骨にも存在しており、骨の約50%がコラーゲンです。フェンス状に張り巡らされ、カルシウムがそれをつなぎとめて、衝撃を緩和するためのしなやかさを生み出しています。

骨のイメージ図

骨の構造を鉄筋コンクリートにたとえると、外側のコンクリートがカルシウム、内側の鉄筋がコラーゲン。

カルシウムと一緒に摂りたい栄養素ビタミンD

ビタミンDは、小腸でカルシウムの吸収を促進したり、骨からカルシウムがとけ出すのを防いだりする働きがあります。紫外線を浴びることで体内生成することができるので、日光浴や日中のウォーキングはおすすめです。また、魚類きのこ類に含まれ、油とも相性が良いため、炒め物や揚げ物にすると効率良く吸収することができます。

鮭、さんま、干し椎茸、エリンギなど
日光に当たりたくない方は、 食事やサプリメントで ビタミンDを摂るのもおすすめ!