中性脂肪の食間リセット?!

男性は2.5人に1人、女性は4人に1人が、中性脂肪値が多い!

血中中性脂肪値の基準値は30〜149mg/dLとされており、150を超えると要注意となります。調査の結果、要注意とされる150を超えている割合が、全年代の平均で男性が40%、女性が25%です。つまり、男性は2.5人に1人、女性は4人に1人が中性脂肪値が多い、要注意という結果です。

中性脂肪値150mg/dl以上は要注意!

中性脂肪値 おおよその目安。30~149mg/dl 正常、150~499mg/dl 要注意、500mg/dl以上 異常

実は、男性は2.5人に1人、女性は4人に1人が中性脂肪値が多いと言われています

血清中性脂肪値150mg/dL以上の割合(%)の図

お腹や二の腕のブヨブヨが気になりつつも、「明日から頑張る」「やれば出来る(痩せられる)」と言い訳している…という方も多いのではないでしょうか。

中性脂肪が気になると思いつつも、正直、何をどう気にすればいいのかが分からない、何から始めようかと悩んでいらっしゃる方のために!まずは、身体に脂肪が溜まっていく流れを見てみましょう。

身体に脂肪が溜まっていく流れ

中性脂肪は血液中に存在する脂肪の一つです。プヨプヨしたものは皮下脂肪や内臓脂肪のことで、合わせて体脂肪と呼ばれています。
この体脂肪は中性脂肪が身体に溜まったものです。

身体に脂肪が溜まっていく流れ(イメージ図)

上の図は、身体に脂肪が溜まっていく流れを、すごく簡単に表したものです。食事から摂った脂質は、体内で中性脂肪という形に変化することで、血液を通して全身で主にエネルギー源として使われます。そして使われずに残ったものが体脂肪として身体に溜まっていきます。
体重計では体脂肪は測れても、血中中性脂肪は測れないので、健康診断や人間ドックの結果はしっかり見るようにしていきたいですね。

血中中性脂肪の値は一日の中で増減する

食事から摂った脂質が体内で中性脂肪という形に変化しますので、食事のたびに血中中性脂肪の値は上がります。上がった血中中性脂肪は身体の中で消費されることで、減少していきます。

血中中性脂肪値の増減イメージ図

イメージ図のように血中中性脂肪の値は一日の中で増減を繰り返しています。この山を小さくすればいいというわけではありません。脂質は身体にとって大事な栄養なので、極端に減らすことはおすすめできません。脂質を必要以上に摂らずに、山を適切な高さにすることが大切です。
理想的なカーブは、次の食事の前に元の数値に戻すことです。

血中中性脂肪値の理想的なカーブ(イメージ図)

食事を摂って上昇した血中中性脂肪が、次の食事までに元の数値に戻っています。食事で摂ったエネルギーを次の食事までに消費し切っているので、余った中性脂肪が身体に溜まることが無いという状態です。
次の図が中性脂肪の値が増えていくイメージです。リセットされる前に食事で脂質を摂取するので、どんどん増えていくイメージです。実際には、もっと複雑な要因で増減しますので、このようなシンプルなカーブにはなりませんが、このようなイメージを持って普段の生活で気を付けることが大切です。

血中中性脂肪値が増えるカーブ(イメージ図)

血中中性脂肪の上昇を抑えるサポート
体脂肪を減らすには、運動や食生活の改善が大切です。
血中中性脂肪値の理想的なカーブのように、次の食事までに上昇した血中中性脂肪をリセットさせたいですよね。
食後の血中中性脂肪の上昇を抑えるサポートをしてくれる商品もあるので、生活習慣の改善に取り入れてみてはいかがでしょうか。

気になる脂肪対策には、運動や食生活の改善が大切です。「明日から~」と思わず、今日から少しずつ改善していきたいですね。

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