子どもの目の健康を守るためにできることは?

子どもの目の健康を守るためにできることは?

「弱視」という言葉を聞いたことはありますか?「弱視」は「近視」とは違い、眼鏡をかけてもよく見えない状態です。早期に治療を開始するほど治療効果が高いため、早期発見が大事です。小さなお子さまは見えにくさを自覚しにくいため、お子さまの目の見え方をチェックしたり、普段の生活習慣で気を付けたりしましょう。

お子さまの目と様子をチェックしましょう!

お子さまの目の様子 YES・NOチェック ●目つきがおかしいですか? ●まぶしがりますか? ●目を細めて見ますか? ●ものに近づいて見ますか? ● 頭を傾けたり、横目で見たりしますか? YESがあった場合、お子さまに弱視や斜視、それ以外の目の病気が隠れていることがあります。眼科を受診しましょう。

小学校入学後に近視にならないために、知っておきたいこと

小学生になってから視力が下がると、黒板や教科書の字が見えづらくなり、学習にも影響が出るかも。目を健康に保つため、今のうちから生活習慣に気を付けましょう。

勉強しているこどものイメージ

こんな子どもは近視になりやすい!

  • 近い距離で本を読む
  • スマートフォンやゲームを1時間以上続けてやる
  • 寝る時間が遅い
  • 家にいることが多い

※文部科学省「学校保健統計調査」

幼児期から目を大切にする
習慣づくりを

1973年度は視力が1.0未満の小学生は16.9%でしたが、2021年度は36.8%に増加。テレビへの近づきすぎを予防するには、テレビの位置を高くするか、テレビ専用の椅子を置いて座る位置を決めるといいでしょう。

1日2時間の外遊びでリスク低下!

1日2時間以上外で活動すると、近視の発症リスクが低下するという研究があります。暑さと紫外線対策は必要ですが、お子さまの目を守るために、外遊びを積極的に取り入れましょう。

外で遊ぶこどものイメージ

25分に1回、遠くを見よう

デジタルメディアの連続視聴は25分に1回は小休憩を挟みましょう。遠くを見ることや、目を上下左右に動かす体操を取り入れることや、壁に動物や電車などの絵を貼って「〇〇はどこ?」と声をかけるなどすると、休憩時間も楽しくなります。

遠くを見るこどものイメージ

幼児期は、この先健康な目で過ごすために大切な時期です。すくすく成長するお子さまの目の健康を守るために、普段から気を付けたいですね。