「はじまり屋」の野菜畑をご紹介!
通販事業部のスタッフが畑に行ってきました。
はじまり屋とは
奈良県宇陀市で有機野菜を生産している「はじまり屋」は、令和元年に「有機JAS認定」を取得したロート製薬のグループ農業法人です。
健康を突き詰めることで農業に行き着いたロート製薬は、「農業の衰退は、健康の衰退につながりかねない」と危機感を抱き、人材育成、農村地域の活性化、生薬栽培の推進などに取り組んでいます。地方が持つ豊かさの源泉を枯らさず、日本の未来を地方からもっと元気にしたい。その想いで、健康の本質を学びながら、地域貢献にも努めています。
農場のある奈良県宇陀市は、大和高原に位置しており、大阪から1時間という大都市に隣接する立地ですが、美しい里山の原風景が残っていて、いまも農業が盛んな地域です。朝と昼の寒暖差も大きく、野菜が育つには大変恵まれた気候で、奥大和の山々から流れてくる豊富な水がよりいっそう美味しい野菜を作り出してくれます。
はじまり屋は、農薬や化成肥料を使わない「循環型有機農業」に挑戦しています。現代の農業の多くは環境に大きな負荷を与えています。しかしたった半世紀ほど前まで維持されていた循環型の農法は、手間こそかかりますがはるかに少ない生産資材で、品質が優れた農作物を作ることができるのです。
一つひとつ丹精をこめて作っている野菜の畑に通販事業部のスタッフが行ってきましたのでご紹介します。
有機農業はたいへん!
この日は、天候に恵まれて快晴の中、玉ねぎ畑の除草をしました。
有機農業の決まりの一つに、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと」とあります。そのため、雑草は手で抜きます!これが地味な作業に見えるのですか、とても足腰にくる大変な作業で、翌日には筋肉痛に襲われました…。
この草抜きをするだけで春に収穫できる玉ねぎの大きさが全く異なるのだとか。美味しくて大きな玉ねぎのために除草作業を頑張りました。
雑草は根がしっかりと張っていて、最初は上手く除草ができず時間が掛かっていましたが、時間と共にコツをつかんできて、こんなに綺麗になりました。
▼除草前
▼除草後
最後に有機肥料も撒いて、玉ねぎのお世話は終了!次の春が待ち遠しいです。
大変な有機農業ですが、おいしさは格別!
そんな、育てるだけで大変な有機農業ですが、今回は人参の収穫も体験しました。
引き抜いてみてびっくり、こんなに大きな人参は初めて見ました!
この大きさの人参はスーパーなどには並ばず、地域の小学校の学校給食に登場するそうです。また、収穫した人参の中には身の一部がないものもありましたが、それは野生の鹿に食べられてしまったそうです。奈良の鹿も認める美味しさということでしょうか。
私たちが収穫した人参を少しおすそ分けいただいたので、家に帰って早速お野菜スープにしてみました。
お味の方は…
あまい!!人参特有の臭みもなく、自然な甘みがぎゅっと詰まってとても美味しかったです。鹿が食べたくなるのも納得です。一緒にカブもおすそ分けいただきスープに入れたのですが、もう“とろっとろ”で、あっという間に飲み切ってしまいました。
育てていただいたはじまり屋の皆さんに感謝しながら幸せな晩ご飯をいただきました。
一つひとつ丹精込めて作った新鮮な野菜を、みなさまにもぜひお届けしたいです。
はじまり屋の人参ジュース、たまねぎドレッシングはロート通販でも取り扱っています。美味しい野菜ができるように、これからも畑に行きます。