ツライ花粉症・・!改めて知って対策を!

花粉症はなぜ起こるの?

日本人の約4人に1人は花粉症と言われており、花粉症は、一般的には花粉に対するアレルギー症状だと言われています。

花粉が体内に入り、体の中の肥満細胞に抗体が付着し、ヒスタミン等の化学物質を分泌させることによって、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などの症状が現れると言われています。

くしゃみや鼻水、涙などは、花粉を体の外に出そうとするための反応ですが、ツライですよね。
そういった花粉症の症状が出てしまった場合は、花粉が体内に入らないようにマスクや眼鏡の使用を心がけたり、洗浄液で目や鼻の花粉を洗い流したり、漢方薬や西洋薬などのお薬で症状を緩和していきたいですね。

 

子どもにも増えている花粉症

16歳までの子を持つ保護者が実感する「子どもの花粉症」は約3割強となり、花粉症は毎年低年齢化傾向になっています。

10歳までに発症した子どもは約8割。5歳までに発症した子どもは約4割超え。

※2012年データ:2012年12月実施。0~16歳の子どもをもつ父母2,587人及びその子ども4,371人へのアンケート調査結果。2013年データ:2013年11月~12月実施。0~16歳の子どもをもつ父母2,082人及びその子ども3,475人へのアンケート調査結果。2014年データ:2014年12月実施。0~16歳の子どもをもつ父母1,522人及びその子ども2,452人へのアンケート調査結果(ロート製薬調べ)

子ども自身の回答ではなく、親御さまの回答にはなりますが、なかなかお子さま自身での対処は難しいので周りの方が気づかうことが大切ですね。

子どもの花粉症の症状は、鼻水やくしゃみもですが、ぼーっとするという症状もあるため、一見花粉症だと気づきにくいこともあるようです。
目をかいて目を傷つけたりすることのないよう、ガマンできないくらいの目のかゆみには子ども向けの花粉症目薬もおススメです。

花粉の種類と飛ぶ時期

冬から春にかけての、2月から4月頃はスギ、4月から5月はヒノキ、6月から8月はイネ科、8月から10月頃はブタクサが日本中のほとんどの場所で飛散していると言われています。
一言で「花粉症」と言っても、どの花粉に対してアレルギーが起きるか個人差がありますので、症状を感じる時期を中心に、自宅に入る前に花粉を落とすなどの対策を取り、気を付けることが大切です。

基本の花粉対策は、花粉との接触をできるだけ避けること

花粉症の症状は、目と鼻に現れることが多いです。
そのため、マスクや帽子などで目と鼻、髪を花粉から守ることが大切です。
また、外出時でも使いやすい洗眼薬の使用や鼻洗浄スプレー、外から帰った場合は、うがいや洗顔、すぐにお風呂に入って花粉を洗い落とすことも重要です。

花粉に対してアレルギーを持つ方は、アレルギー原因になる花粉に触れなければ症状は現れません。

「花粉症の治療」といっても、花粉症自体を治すのではなく、お薬で花粉症の症状を抑えることが目的なので、マスクや帽子、屋内に入る前にさっと衣類や体を払って、花粉との接触を避けるための工夫を行うことで、花粉症の症状発現予防に効果が期待できます。
花粉が付着しにくいすべすべした素材の服を一番外側に着るのも、花粉を落としやすく、おすすめです。
同居している方がいらっしゃる場合は、その方にも協力をお願いしましょう。

また 、シーツや枕カバーなどのこまめな洗濯や、室内のお掃除をまめに行い、花粉が近くにある環境をなるべく作らないようにしましょう。
洗濯物を外に干してしまうと、花粉が付着しやすくなるので、外に干す場合は取り込む際によく払って落とすことが大切です。
部屋干しが可能な場合は、利用するのも一つです。
お掃除は、掃除機をかけるのも良いですし、水にぬらした雑巾で拭き掃除も花粉を取り除くのに効果的です。

換気も重要ではありますが、あまり長時間窓を開けると、花粉が室内へ入ってきてしまいますので、良く晴れた風の強い日は特に注意しましょう。

毎年やってくる花粉の季節。日々の生活や上手にお薬ともつきあいながら、少しでも快適に過ごせるようにうまく乗り切っていきたいですね。