知りたい!白髪のしくみと日常生活での「白髪対策」
ご存知ですか?みんな最初は白髪なのです
生まれた時から髪の毛には色がついていて、髪は老化で白くなると思っている方も多いのですが、実は、髪の毛にはもともと色がついていません。成長過程で、髪の元になる毛母細胞に「メラニン」が送られることで色がつき、黒い髪となって生えてきます。
黒い髪が生えてくるしくみ
シミの原因などでよく聞く「メラニン」ですが、実は髪の色にも関わっています。
まずバルジ領域に存在する「色素幹細胞」が毛球部に移動し「メラノサイト」になり「メラニン」を生成します。生成された「メラニン」が髪の元になる毛母細胞に取り込まれることで髪に色がつき黒い髪が生えてきます。
どうして白髪になるの?
白髪ができる理由はひとつではなく、さまざまな原因が考えられますが、「色素幹細胞の衰えや減少」が最大の原因といわれています。ですが、毛包内に色素幹細胞が残っていて、働きが一時的に悪くなっただけであればまた黒い髪が生えてくる可能性があります。
日常生活での「白髪対策」
白髪ができる理由には年齢や頭皮環境の遺伝など、さまざまな関係がありますが実は普段の生活習慣も大きく影響しています。日常生活で気をつけることができる白髪対策をご紹介します。
- 1. 頭皮にも日やけ対策!
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紫外線は活性酸素を発生させる大きな要因です。そのため日やけは白髪となる要因のひとつと考えられます。日やけ対策は肌のシミ・シワ予防だけでなく髪のためにも欠かせません。帽子をかぶったり、日傘をさしてしっかりと対策しましょう。
- 2. 過度なダイエットはNG!
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ダイエット中は栄養が不足しがち。特にビタミンB12が欠乏すると白髪が増えるといわれています。また、タンパク質が不足していると髪の毛に行き届かず、色素低下や軟毛化につながるといわれています。白髪ケアのためにもバランスのよい食事を心がけましょう。
- 3. ストレスに注意!
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強い急性ストレスは交感神経にはたらきかけてノルアドレナリンを放出させ、毛包にある色素幹細胞に取り込まれることがわかっています。ノルアドレナリンは色素幹細胞を過剰に活性化させ、不要なメラノサイトを生成し、その結果、色素幹細胞が不足してしまいます。ですからストレスをあまりかけないことが大切です。
気になる「白髪対策」は、日常生活の身近なことから始めていきたいですね。